ニヤニヤとした笑いが辺りに広がる
琢は指を中に入れてしまう
「ふあぅ…」
少し大きな声が私の喉を越えて溢れてしまった。
何人かの人が怪訝そうな目でこちらをチラチラと見ていた。
「んっ…たくっ…わ、わたし…っあっ……ヤバいよ…うあんっ…」
「じゃ、俺の部屋にくる?」
耳元で優しい吐息と共に甘い声で聞かれて、それだけで快感だった。
私は夢中で首を縦に振る。
『次は〜〇〇。え〜〇〇駅に到着致します』
車内放送で次が琢のアパートの近くの駅と知って慌ててドア付近まで移動する。
降りて
改札を通り、
道の中を走る様に歩いている間
手を引く彼の後ろ姿に欲情していた
『早く…私を…押し倒して……』
もう、洋服の折り目一つ一つにさえも色気を感じずにはいれなかった