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堕天使two

胡瑚  2008-04-19投稿
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「晴妃〜俺とつき合う気になった??」
俺…?
何…言ってるの…?
なんで…こんなの私が知ってる鮎じゃない。
こんな人知らない。
鮎はもっと天使みたいに可愛くて、弟みたいな子だもん。
まさか…まさかこれが本当の鮎なの……??
私はニコニコと微笑む鮎を睨みつけた。
「騙してたの…」
「騙してないよ?だってコレが俺だし」
俺なんて言わないで…
いつも僕って言ってたじゃない……

彼の笑顔は保たれたままだった。
そんな彼とは裏腹に、私の目からは冷たい涙が流れ落ちる。
「帰る……さよなら、鮎」
私はドアに向かって一目散に走った。
しかし、やっとドアに届きそうになったところで私の視界は一転した。
鮎に腕を掴まれ、壁に押し付けられた。
「なにす……ッん!?」
強引にキスをする、私の知らない鮎。
「んっ…ふッ…ぇっ…」
私の目からは大粒の涙が溢れ、口からは嗚咽が零れた。
「晴妃…泣かないで…?」
止めて…
こんなときだけいつもの鮎に戻らないで…
私はもう、鮎を信じられない…。
「離し…て…っ」
「じゃあ付き合ってよ」
「無理だよぉっ…」
鮎は悔しそうに顔を歪めて俯いた。
私は帰ろうとまたドアに向かって歩こうとした。
…が、
「…ごめん」
鮎がその一言を口にし

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