放課後になり、理由も無くトイレに隠れていた。
『今日こそ、真実を突き止めるぞ…』
私はトイレから出て、教室の前に辿り着いた。
教室からは、異様な声が聞こえる…
「あっ〜!!…ぁんっ…鈴木君〜…今日は激しい〜」
先生の声がいつもより激しく、熱が伝わってきた。
(早く…何なのか言ってよ…)
私は早く帰りたい気持ちと裏腹に、2人の会話が気になる…
しばらくして、異様な声が聞こえなくなった。
「鈴木君…私たち、今日までの関係にしましょう…」
「…ぇ?…もしかして先生…」
「そうよ。彼氏が出来たの…だからもぅ、鈴木君とは会えないわ…」
「そっか…分かったよ。」
「鈴木君…好きな子が居るでしょ?ちゃんと想いを伝えないと…」
「分かってるよ…でも…」
(でもって何!!その次は?…気になるよ…)
私は興奮した勢いで、ドアにバッグが当たってしまった…
バンッ…
(ヤバい!!逃げろ〜…!!)
「誰!!誰か居るの?」
私はダッシュで廊下を走った。