「はぁぁ…ん!」
抱き締められると同時に、俺が一番感じる所を、突いて来た。
「イく!!もっ…だめぇ…」 俺は、白濁の精を、撒き散らす。
「あっ…あぁぁんっ!」
後ろが、キュッと締まるのを感じた。
「くっ…す…い…」
それと同時に、虎太郎が呻いて、俺に熱い飛沫を注ぎ込んだ。
俺の意識が、遠退いて行く。
「間違いだったのかな…お前引き取ったこと…」
虎太郎は、俺が意識を失ったのを見届けたつもりだったんだろうけど。
ちゃんと、聞こえてたよ。
「どういう意味?」って、聞こうとしたけど。
体が、言うこと聞かなかった。
度重なる射精で、疲れた俺の意識は、深い深い眠りの世界へと、引きずり込まれた…。
‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡
気が付くと、見慣れた天井が目に入った。
虎太郎の部屋。
「気が付いた?」
虎太郎の、腕枕。
「うん」
「ごめん」
虎太郎が、俺を抱き締めて、背中を撫でる。
パジャマ越しだけど。
与えられた刺激によって、俺の体は敏感になってて、背中を撫でられる事さえ快感につながった。
ザワ…
鳥肌がたって…。
「あっ…」
密着した体の間。
俺自身が、息づいてるのに、気が付いた。