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あいのかたち 5

 2008-09-27投稿
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それから毎日
詩喜と昼休みを過ごすようになり、普通に「友達」と呼べる仲になった。



そしてこの日も俺は、
いつも通り会話を始めた。

「詩喜って何処の中学だった?」

俺が聞いた瞬間に、
詩喜の表情が冷たくなった気がした。

「……S中。」

「S中?…あそこって、
確か男子校だよな?」

「うん。」

「へぇ…男子校だったんだ
どんな感じだった?」


「…忘れた。」



この素っ気ない返事に
俺は、もしかしたら聞いてはいけない事を聞いてしまったような…そんな気持ちになった。


いつもは素っ気なくても
もっと会話をちゃんと
楽しんでるように見えていた…



「………ごめん。」


つい罪悪感からか謝ってしまった。


「えっ?…なんで?」


「ぇ、なんか…なんとなく…。」


詩喜の驚いた顔に、
可愛いなぁ…と思いながらも、返事に戸惑っていたら

詩喜が小さく笑った。



「洋明は面白いね。
後、不思議…。
俺ってさぁ、女顔だろ?」

「?そうだな。」


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