目をあけると、白い天井。
保健室のベッドで寝ていた
「おや、気がついた?」
カーテンからヒョッコリ現れた見知らぬ人。
背が高くて、眼鏡がよく似合ってて凄くカッコイイ人だ。
白衣…てことは、
保健室の先生…?
こんな人いたっけ?
「顔面にサッカーボールが
勢いよく当たって倒れたんだよ。君の友達が血相抱えて連れてきたよ。……君、名前は?」
「如月隼です。………先生…ですか?」
「そう。昨日から臨時で保険医になった夏川 一樹です。…前の先生ぎっくり腰で動けないんだって。
保健室の先生なのに面白いよね…(笑)」
そう言ってクスクス笑う先生に思わず見とれてしまった。
「そういやキミが如月君なんだね…。どうりで綺麗だと思った。…隼って読んでいい?」
「?はい。どうぞ…!」
「隼はあの子と付き合ってるの?」
「あの子?」
「隼を連れてきた…園田……?」
「ノリ?
…っまさか!付き合ってません!!」
「そう、良かった。
じゃあ……俺と付き合ってよ。」
ベロッ
先生の顔が近くなって、
唇に生暖かい感触が……。
「ッ!!!!!」
……舐められた
微笑みながら先生は言う、
「一目惚れしちゃった。」