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独り占め No.9

なまり  2008-12-05投稿
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目をあけると、白い天井。

保健室のベッドで寝ていた


「おや、気がついた?」


カーテンからヒョッコリ現れた見知らぬ人。


背が高くて、眼鏡がよく似合ってて凄くカッコイイ人だ。
白衣…てことは、
保健室の先生…?

こんな人いたっけ?



「顔面にサッカーボールが
勢いよく当たって倒れたんだよ。君の友達が血相抱えて連れてきたよ。……君、名前は?」


「如月隼です。………先生…ですか?」


「そう。昨日から臨時で保険医になった夏川 一樹です。…前の先生ぎっくり腰で動けないんだって。
保健室の先生なのに面白いよね…(笑)」


そう言ってクスクス笑う先生に思わず見とれてしまった。


「そういやキミが如月君なんだね…。どうりで綺麗だと思った。…隼って読んでいい?」

「?はい。どうぞ…!」


「隼はあの子と付き合ってるの?」

「あの子?」

「隼を連れてきた…園田……?」

「ノリ?
…っまさか!付き合ってません!!」

「そう、良かった。
じゃあ……俺と付き合ってよ。」

ベロッ

先生の顔が近くなって、
唇に生暖かい感触が……。
「ッ!!!!!」
……舐められた


微笑みながら先生は言う、


「一目惚れしちゃった。」

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