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家族愛 5

ザクロ  2008-12-22投稿
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「あああ!!あなたぁ!」

「涼子!」

「愛してる!もっとお!あああ」

両親のセックスの声など、裕之は聞いたことがない。

それが、二人ともよほど興奮したのだろう。獣のような母のよがり声は裕之の性欲をさらに掻き立てた。

「あああ!!イク!!あなたイクイクイッちゃううう!」
二人の激しいセックスは、夫婦愛を息子に知らしめる演出でもあった。


行為が終わって少し経った頃、リビングの裕之の元へ両親はやってきた…

裕之はバツが悪そうだった。
「裕之…お前もその歳ならわかるだろ?」

父親の柔らかい言葉に裕之は少し素直に向き合った。

「セックスは気持ちいいよ。それは確かだ。でも、愛し合っていると、もっと気持ちいいんだ。たまらないほどね」
孝行は涼子の肩を引き寄せた。
「母さん…すごい声だったろう?」

(あなた…)
涼子は赤くなってしまった…

「あんな母さん…久し振りだ。」

ボクだって…
裕之はそう言いたかったが、また諭されるのが面倒だった。

「ほら、もうすぐ真弓が帰ってくるわ。」

「裕之、内緒だからな」

「ああ、わかってるよ」






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