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独り占め No.13

なまり  2008-12-28投稿
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いつのまにか時間がたち、昼休みになっていた。

様子を見に来たノリと一緒に保健室から出るとき、
先生が俺の腕を引き…

「…いつでも来てね。
ずっと待ってるから…。」

そう先生がノリには聞こえないように呟いた。



俺は無言のまま保健室を出た。



「大丈夫だったか?」

「ぁぁ、もう大丈夫!」

「そっか。…………アイツに、何もされなかったか?」


一瞬、心臓が跳ねた。

怪我をして保健室に行ったのに、殆どの時間は先生に抱かれ…、しかもろくに拒まず受け入れていた………

なんて、そんな事実を話せるはずがなかった。


「うん、別に何もされてないよ…。」

微笑みながら言ったけど、上手く笑えてるかな…。


「…ならいいけど。
なぁ、これから屋上行かね?」


「屋上?…うん、いいけど。」



階段を上り、
屋上の古い扉を開けると、
綺麗に晴れた空が広がっていた。


俺たちの他には誰もいない


壁にもたれたノリが
口を開いた。

「隼。………お前、なんかあっただろ?」

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