トイレにたった一人なのに、彼女は身が震えた。
神にも内緒にしたいと思うと、恐ろしくて…
なのに…
彼女は…我慢できなかった!ひどい自己嫌悪と罪悪感に襲われながら…
(…ッッ!…ッ!…)
涼子は手を口に押し付けて、激しくオナニーを始めた…
してはいけないことに手を出したような気がしていたが、彼女の指先はもう止まらなかった。
(ッ!ッ!ッ!…)
誰も見ていない!もうがまんできない!
便座で、はしたなく脚を開いて、息子に犯される自分を想像した!
裕之!裕之!…あぁ!
(!…!…!…!…)
涼子は必死で声を抑えながら絶頂に達した。
虚ろな気持ちに酔いながら、激しい鼓動を整えた。
真弓がいないこともあって、昼食はますます静かだった。
涼子も何となく気分が落ちていて、タイミングのよい電話で雰囲気が救われた。
真弓からだった。
「母さんが迎えに行くから待ってなさい。」
電話を切ると、孝行が言った。
「どこからだ?」
「駅よ…ちょっと行って来るわ」
「あ、オレが行くよ。」
「あら、だってあなた…」