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家族愛 32

ザクロ  2008-12-30投稿
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トイレにたった一人なのに、彼女は身が震えた。

神にも内緒にしたいと思うと、恐ろしくて…

なのに…

彼女は…我慢できなかった!ひどい自己嫌悪と罪悪感に襲われながら…

(…ッッ!…ッ!…)

涼子は手を口に押し付けて、激しくオナニーを始めた…

してはいけないことに手を出したような気がしていたが、彼女の指先はもう止まらなかった。

(ッ!ッ!ッ!…)

誰も見ていない!もうがまんできない!

便座で、はしたなく脚を開いて、息子に犯される自分を想像した!

裕之!裕之!…あぁ!

(!…!…!…!…)

涼子は必死で声を抑えながら絶頂に達した。

虚ろな気持ちに酔いながら、激しい鼓動を整えた。



真弓がいないこともあって、昼食はますます静かだった。
涼子も何となく気分が落ちていて、タイミングのよい電話で雰囲気が救われた。

真弓からだった。

「母さんが迎えに行くから待ってなさい。」

電話を切ると、孝行が言った。

「どこからだ?」

「駅よ…ちょっと行って来るわ」

「あ、オレが行くよ。」

「あら、だってあなた…」




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