真由美はバスルームから出た。
真由美の姿を見た真美は言った。
「とても似合ってるじゃない。
次はこれを着て。」
そう言って上下のスパッツを渡した。
真由美は再びバスルームに入っていった。
真由美は鏡の前でゴーグルを外し、厚底のラバーブーツを脱ぎ、長手袋を取った。
そしてスクール水着を脱いだ。
そしてスパッツを手に取り、まずは下のスパッツを穿いてみた。
次に上のスパッツを着てみた。
身体がギュッと軽く締めつけられる感じがした。
首の一番上の部分まで締めつけられて、少し苦しかった。
そしてバスルームから出た。
すると真美は、
「うん、よく似合ってるわ。
それじゃあ、あともう少しで訓練があるから…。」
といった。
すると真由美は疑問そうに言った。
「…訓、練?」
「一日のスケジュールまだ知らないんだっけ?
教えてあげるわ。」
スケジュールの内容とはこういうものだった。
8時 起床
10時まで自由
全員2班に別れ、二班はここの砦の守備及び、パトロール、偵察等。
一班は以下のスケジュール。
10時〜10時50分 授業(戦闘術や戦略や他軍団の状勢など)
10分休憩
11時〜11時50 訓練
1時まで自由
1時〜1時50分 兵種別授業
10分休憩
2時〜2時50分 兵種別訓練
2時半まで集会
以後自由、外出可。
ニ班は3時から一班が行なったスケジュール。
一班は先程の二班同様、砦の守備や偵察等。
7時半以降自由。
「まあこんなところね。」
真美は言った。
すると真由美は訊いた。
「ねえ、さっき兵種別って言ったけど、兵種って…何?」
真美は答えた。
「えーと、全員基本は歩兵なんだけど、全員歩兵以外に他の兵種を選ばなければならないの。
兵種は三つ。
バイク科、バイクに乗って闘う部隊。
飛行科、戦闘機に乗って闘う部隊。
そして、敵陣に潜入して任務を遂行する、スパイ科よ…」