「あの…雪之さん。ここは……」
「旧校舎の空き教室よ。ここは生徒はもちろん先生だってほとんどこないわ。」
またにっこり笑いながら言う雪之さん。
「へ、へぇ…そうなんだ。じゃあ僕たちも帰った方が良さそうだね…」
扉に手をかけながらそう言うとその手を掴まれた。
そして目つきをすこしきつくして一言。
「逃げるんじゃないわよ。」
「はひっ…」
つい怖くてビクッとしてしまった。
「あの…これから何するの…?」
「そうね…まずはこれを着てもらうわ。」
雪之さんがそう言うのと同時に隣にいたたしか……三井さんが服を一式渡してきた。
「ん?……ってちょっと!?これ女子の制服じゃん!なんで僕がこんなのを着なくちゃ…」
「………どうやら誰が一番偉いのかしっかり教えないといけないみたいね…」
雪之さんが呟く。
「えっ………」
ドッ
バタッ
女子3人に押し倒された。しかも手足の自由を封じられてる。
「あの……雪之さん、何を……うぅっ!」
あそこを雪之さんにかかとで踏まれた!?
「ぅんっ…雪之さん…やめてよぅ…」
「あら、やめて欲しいくせになんでこんなにここおっきくしてるのかな?」
グリグリしながら笑う雪之さん。
「んんっ…」
でも気持ちとは逆にどんどん大きくなっていく。
「人に踏まれて大きくなるなんてゆうくん変態だったんだね。」
雪之さんがわざとらしく言う。
「ぁ…ん……そんなこと…言わないでょぅ…」
「ふふっ。じゃあそろそろ脱がしちゃおうか。」
「え……?」
雪之さんは僕のズボンに手をのばした。
「ちょっ!それはダメだよ!お願い!やめて…みんなも手離してよ!」
できる限り抵抗していたら雪之さんの手が少しとまった。
そしてこっちをじっくり眺める。
「ねぇゆうくん、やめて欲しい?」
「当たり前だよ!」
すでに少し涙目になりながら答えた。
「それならそれなりのお願いの仕方があるんじゃないのかな?」
「………」
どうしようか迷ったけど諦めてしっかり頼むことにした。
「お願いします。どうかやめて下さい。」
「イマイチね。」
そう言ってまたズボンに手をかける雪之さん。