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魔女【1】

CORO  2009-07-19投稿
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中学一年生のとき、ママが死んだ。

駅のホームから線路に転落して、通過電車に跳ねられたのだ。

ママは、もともと、貧血気味だった。
家でも、立ち眩みがすると言って、台所でうずくまることが多かった。

パパは、警察でそう話した。

ホームで現場を見ていた人は、電車に吸い込まれて行くように転落して、助けようがなかったと証言した。

警察は、
多分意識が朦朧として、足を滑らせたのだろう、
と結論付けた。

まあ、警察にしてみれば、事件性さえ無ければ、どちらでも大差はない。

あたしのショックを、少しでも和らげようと
配慮したのかも知れない。

でも、あたしは知ってる。
ママが自殺だったってこと。

それは、パパにもわかってるはずだ。

ママは、あたしたちの関係を知って、絶望したんだ…。

あたし、気付いてた。

パパとあたしが愛し合ってる所を、ママに見られてたこと。

でもママは、何も言えなかったんだ。

そして、全てを自分で抱え込んで、死んでいった。

あたしが、
パパに抱かれるママに嫉妬していたのと同じ気持ちで…。


パパと関係ができたのは、小学校五年生のとき。

あたしはパパが大好きだった。
一緒にお風呂に入るのが、楽しみだった。

パパはあたしの、微かに膨らみかけた胸を触るのが好きだった。

「千絵、ちょっとおっぱいに触れてもいいか」

「いいよ、ちょっとじゃなくても、パパの好きなだけ触って…」

パパは湯舟の中で、後ろからあたしをハグして、まだおっぱいとも呼べない小さな膨らみを撫でた。
ごわごわした掌が乳首に触れると、あたしの身体の芯は、熱くなった。
あたしは、ホントに幸せだった。


四年生の夏、初潮が訪れた。

生理がはじまったとたん、ママはパパとの入浴を禁止した。

あたしは、パパの代わりに、自分で乳首に触れるようになった。

目を閉じて、パパの顔を思い浮かべると、股間の筋肉がきゅっとなる。

割れ目の間の小さな突起に指で触れると、背筋に電気が流れる。

「あんっ!」

あたしは小さな声をあげた。
パパの指で触れてほしい…。

あたしは頭に情景を思い浮かべながら、硬くなった突起を愛撫し続けていた…。

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