[PR]
オススメ広告

魔女【25】

CORO  2009-08-02投稿
閲覧数[1988] 良い投票[0] 悪い投票[0]

しばらく、当たり障りのない会話のあと、佐倉が訊ねた。


(で、本題に入るけど、千絵ちゃんは今晩、泊まる所がないって?)


「…はい。すごく、困ってるんです…」


(そう…。ずいぶん若い感じだけど、それなりの覚悟はできてるの?)


「は、はい。覚悟…、してます」


(わかった。とにかく、逢って相談しよう。今、何処から?)


「京都駅です…」


(じゃあ、すぐに迎えに行くよ。晩飯でも食いながら話そう)


駅に程近い、東本願寺前で待ち合わせることにして、
電話を切った。


あたしが、指定された場所に着くと同時に、グレーの乗用車が止まった。


「千絵ちゃん、だよね?佐倉です」


左側の窓を開けて、運転してる男が訊ねた。


髪はきちんと分けてて、
少し偉いサラリーマン(課長とか部長とか…)みたい。


歳は、パパより少し若いかな?


電話で感じた通り、すごく優しそうな人。


あたしは、誘われるまま、助手席に乗った。


佐倉は紳士的だった。


平安神宮の近くで食事を済ませ、

近くのラブホテルに車を滑り込ませた。


部屋に入ると、佐倉があたしを抱き寄せてきた。


決して、強引じゃなく、

あたしが腕の中に吸い込まれてしまうような抱擁。


ごく自然に唇が重なり、

あたしの気持ちをほぐしながら、

舌を侵入してくる。


達夫のように、せっかちでもなく、

パパのように、刹那的な昂ぶりもない。


あたしの気分の昂揚に合わせた、
余裕のあるキス。


唇を吸いながら、

Tシャツの上から、乳房の膨らみを弄ぶ。

ブラの下で硬くなってきた乳首を探り当てて、指先で愛撫する。

膝は巧みに、恥骨の辺りを刺激してる。


恥ずかしいけど、

あたし、キスだけで、

立っていられないほど感じてしまった。


「ホントに、いいの?ダメだったら、僕は我慢するよ」


佐倉が、耳元で囁いた。


あたしは佐倉にしがみついて、言った。


「平気です…。抱いて下さい」


佐倉は頷くと、
あたしを腕で支えながら、ベッドに横たえた。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 CORO 」の官能小説

もっと見る

恋愛の新着官能小説

もっと見る

[PR]
i-mobile
オススメ広告


▲ページトップ