あたしは、幼い頃に見た光景を思い出した。
ママと買物に行った帰り道。
あたしにすごく懐いていたワンちゃんが、
いくら呼んでも出て来ない。
あたし心配で、その家のお庭を覗くと、
大好きなアンジー(ワンちゃんの名前)の背中に、
見たこともない大きな犬がのしかかっていた。
「ママぁ、大変!アンジーを助けてあげて!」
あたしは叫んだ。
このままだと、アンジーが殺されちゃう!
そう思った。
だけどママは、
「早く、帰りましょ」
冷たく言って、あたしの手を引いた。
「でも…」
あたしは、ママを見上げたけど、手を離そうとはしなかった。
あの時、ママの顔が朱く見えたのは、
錯覚じゃなかったんだ。
佐倉が、四つん這いのあたしを、責め立てる。
あたしは、アンジー…。
パンッ!パンッ!
と、あたしのお尻と、
佐倉の下腹部が、派手な音を立てる。
「はあっ!むんっ!むぐぅ!」
あたしは、ただ呻くだけ。
佐倉があたしの背中にのしかかり、
両方の乳房を掴んだ。
激しく、
優しく、
強弱をつけて乳房を揉む。
佐倉のものが、子宮を突くたびに、
内臓が圧迫される。
でも、この感覚…、
嫌じゃない。
お腹全体が、
性器になったみたい。
佐倉の手が、
乳房から背中に移り、
背骨に沿って撫でる。
「はああああんっ!」
手の動きに合わせて、あたしは声を漏らしてしまう。
あたしのお尻の双丘にも、佐倉の愛撫が及ぶ。
双丘の丸みに沿って、佐倉の指先が渦を描く。
くすぐったさが快感に昇華し、
あたしは腰をくねらせる。
奥深くに挿入された欲棒が、膣内を掻き回す。
「あああっ!佐倉さんっ、千絵は…もう、逝っちゃいますう!」
「いいよ、千絵ちゃん。逝って!僕も、一緒に…、
逝くから!」
佐倉のピストン運動が、狂ったように回転をあげる。
「ひっ、ひっ、ひいっ!
イクッ!逝くうううっ!」
「ぼ、僕も逝くよ!ち、千絵ええっ!」
痙攣するあたしの奥に、
熱い迸しりが発射された…。