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私の子猫ちゃん?

CORO  2009-08-10投稿
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月曜日の夕方。

外来の診察を終えた私の携帯が鳴った。


「玲子様。いつもの所でお待ちしております。
今夜もたっぷり、
可愛がって下さいね」


甘ったるい声が囁く。


「わかってるわ。
いつも通りにして、待ってなさい。
男にナンパでもされたら、ついて行ってもいいからね」

私は冷たく突き放す。


「もうっ!玲子様って、ホントにイジワル…。わたしは玲子様一筋なのに…」


まだ何か言いたそうだったが、
私は携帯を切った。


電話の相手は聡子。

かれこれ五年来の、私の奴隷。


真美のような愛らしい子猫ちゃんではなく、

ストレス解消のための、玩具。



歳は、48歳。


市内で10店舗の飲食店を経営する、実業家。


100人余りの従業員からは、鬼のように恐れられている辣腕女社長だが、
私の前では、

ただのメス豚。

レスビアンの、マゾ女。


若い頃に、一度結婚したらしいが、
今はシングル。


会社を一人で束ねるストレスを、

毎週月曜日の、
私とのプレイで発散している。


ホントに発散できるのかどうかは、
疑問だけど…。


私の方は、
最近ちょっと辟易してる。


飽きてきた、
と言うより、

真美に出会ってしまったから…。



真美に出会ってから、

聡子への責めは、
エスカレートするばかり。


以前は、傷痕が残らないように、気遣いながらのプレイだったが、
最近は、歯止めがきかない。


何か、とんでもないことをしてしまいそうで…

すごく不安…。



病院から車で20分。

聡子の待つ、スーパーの立体駐車場に着いた。


聡子の乗っている、
真っ黒なスモークを張り巡らしたベンツの隣に、私は駐車した。


ウインドウが開くと、
運転席には全裸の聡子が俯いて座っている。


私もパワーウインドウを開けて、声をかけた。


「聡子、お待たせ」


「玲子様!」


聡子が顔をパッと輝かせた。

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