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赤い彗星32(最終回)

うさこ  2009-08-13投稿
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「やだっ…こたろ…何で…?」
虎太郎の居なくなった蕾が、ヒクつく。
虎太郎は、ベッドから起き上がると、寝室から出て行った。
「こたろ…?何処に行くの?」
俺は、後を追う。
リビングのソファに、虎太郎は、腰掛けて居た。
「おいで…」
虎太郎が、両手を広げる。俺は、虎太郎の膝の上に跨がった。
ぎゅって、抱きしめられる。
「これを、彗にあげる」
虎太郎が、俺に見せたもの。
ダイヤのリング。
「いつか、彗が大人になって、俺の気持ちを理解してくれるようになったら、渡そうと思ってた」
そう言って、左手の薬指にダイヤのリングを、はめてくれた。
「こたろ…」
嬉し涙が、頬を伝う。
俺は、腰をずらして、孤立したまんまの虎太郎を、蕾へと導いた。
「はぁぁ…んっ…」
俺は、腰を激しく動かした。
「彗…ずっと一緒だよ…」虎太郎も、下から激しく腰を打ち付けて来た。
「あぁぁ…んっ…こたろ…ずっと…いっしょ…あっ…」
いつもより、早めに訪れる絶頂。
「あぁぁーっ!!こたろ…イくっ…いっしょに…イこっ!」
「すい…すい…」
熱に浮かされたように、虎太郎が、俺を呼ぶ。
数回腰を打ち付け合って、俺達の動きが、止まる。
「やあぁ〜…んっ…」
俺の先端から、白濁の飛沫が飛び散る。
同時に、後腔にも熱いものが迸るのを感じた。
意識が、遠のく。
意識を失う瞬間、俺は、今までに感じた事がないような、幸福感を感じていた。


終わり



なかなか更新出来ず、長々と続いた、私の話しに付き合って頂いた、皆様。どうもありがとうございましたm(__)m
うさこ

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