「やっ……んッ……!」
また指を入れた。
少し、きつかった。
溢れた液を利用して何度も擦って、亜也が首を横に振るまで攻めた。
「…………も、ぅっ……ダメ、……しゅッぅ…ッ…」
「―――――――ァア!」
俺は自分のを亜也にねじ込んだ。
奥に奥に突き、逃げるように感じる亜也の腰を押さえ、壊す勢いで彼女を酷く抱く。
「ひぁっ アッッ… ぁんん……ッ ッん は…… !」
横にしてハメると、入り口を指先で刺激した。
いつの間にか、また、ツ―――と、透明の液が太股を伝い、シーツを汚していた。
「柊…… ぅン…く …ッ…… ふ、ぁ アッ…ッ 」
締め付けられる。
一瞬で、俺はイッた。
けど熱は治まらなくて――――――。
また攻め続けた。
彼女がイク毎に誘われては果てて。
何度、抱いただろう。
ゴムもつけず、ここまで燃えた夜は、今までになかった。
―――――朝。
起きると彼女はいたけれど、既に服を着ていて。
「帰るね。」
と一言。
静かに部屋を出ていった。
初めて見た笑顔。
穏やかな顔。
忘れたくない。
――――また会いたい。
でも。
きっと彼女は、俺のモノにならないんだ。
ベットに微かに残る彼女の香水の匂いが、ツンと胸に沁みた。