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まったくもう 8

にゃんこ  2009-12-18投稿
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良夜。

オタクで、地味な僕の親友。

そんな一番身近な友達と僕はいま、キスをしているのだ。

ひょんな成り行きから。

はだけたシャツの隙間に
手を差し入れる。

唇のなかで踊っていた舌が、ビクッと跳ねた。

「ダメ」

舌が邪魔で「らめ」に聞こえて、僕は何かのスイッチが入ってしまった。

完全にアウトだ。
僕は、親友に欲情している…可愛くて仕方ないと思っている。

「良夜、実地しとこ?」

手が、良夜の小さな粒みたいな乳首に触れる…ビクウッと激しく反応して唇が完全に離れて糸を引いた。

「奏太…?」

疑問符が僕をオカシくしたんだろう。
指が勝手に良夜の粒を摘まんでしまう。
良夜は女の子みたいに、のけぞって「ヤッ…」と喘いだ。

「良夜、感じてんの?」

乳輪を指でなぞる。
前にみたAVでやってた。
良夜は女優顔負けに喘いでいる。

「アア…ヤア…俺、ヤバいよう…」

「ヤバい?…良夜、可愛い…」

ついに言ってしまった。

でも実際、可愛い。
好きも嫌いもなく、単に可愛い。

自分の指で感じてくれる相手を無性に可愛いと思うのは、自然なことのように思う。

…たとえそれが、親友であっても。

正常な思春期の男の子が正常な対象ではない相手に欲情している。

これも仕方ない。

全て、運命のイタズラ。

…。

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