[PR]
オススメ広告

まったくもう 13

にゃんこ  2009-12-24投稿
閲覧数[3072] 良い投票[11] 悪い投票[0]


『今日のこと、絶対に俺達だけの秘密な』

と念を押して、良夜は帰って行った。

当たり前だろ、と笑って帰して…この胸の痛みの処理に困る僕。

次の日

良夜に会うのが怖かった…避けられたりしたら…だが、良夜は笑って肩を叩いた。

「なあ、ミクたんのOVAがさあ…」

なんて言ってくる。


なかったことになってた


その方が辛い、なんて僕は思っていた。

良夜の唇や、触れてキスした髪や、首筋を見てしまう僕は…。

いや、忘れなきゃ…。


僕らの仲は相変わらずだったが、良夜は恥ずかしそうに

「今日、彼女と帰る」

という日が増えた。


そんなある日、良夜が久々にうちに来ると言う。

僕の胸が変にざわついてしまう。

『奏太に頼みたいことがあってさ…』

そういう良夜の妙に甘い口調に、期待してしまう…。


部屋に入るなり、良夜は恥ずかしそうに頬を赤らめて、僕の学ランの袖をそっと掴んだ。

「キスは…したんだ」

僕は唾を飲んだ。

「うん」

良夜は真っ赤になって、続ける。

「でもさ…その先、わかんないから…
奏太…教えて?」


僕は、向き直って良夜を見下ろして…耳元に囁いた。

「…実地で?」


良夜は小さく頷いた…。


まったくもう。

僕達、どーなっちゃうんだろうね?


…扉を閉めて

この話はここでオシマイ

読んでくれた人たちありがとうございました!


i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 にゃんこ 」の官能小説

もっと見る

ボーイズラブの新着官能小説

もっと見る

[PR]
i-mobile
オススメ広告


▲ページトップ