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輪廻  2010-01-25投稿
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「暑い…。」

「風邪ですかね。ちょうど明日から土日ですし…お休みですよね?」

美月は少し頷いた。

こんな計画したようなタイミングで熱が出るとはと、美月は自らを恨んだ。

(違うの百合原くん…。こんなハズじゃ…。)

「とにかく暖かくして…お絞りとかどこにあります?」

美月は布団から指を少し出して、指示を出した。

「ここか。……はい、冷たいですよ。」

「あり…がと…。」

「朝の先生とは別人じゃないですか。」

苦笑いした倉真の手を、美月は布団の中に引き入れた。


「せんせ…。どうしたんスか。」

「冷たい…。」

「ええ、雪かき。家の前もやっときましたから。」

美月は倉真の手を両手で包んだ。

「先生………俺も男なんで…。」

倉真は制服のズボンが起伏していくのを耐えたが、本能が勝り始めていた。

「うん……知ってる。…わたし今、男の子として…きみを見てる。」

「せん…せ……っ。」

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