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snow love 19

輪廻  2010-02-08投稿
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倉真はその日、美月の家に泊まった。

雪はさらに激しさを増し、来週いっぱい続くと天気予報が告げていた。

「来週も休校だったらどうしよっか?」

「美月がそれ言うなよ。でも、そうだな。また雪下ろしに来るよ。」

二人は笑って、ベッドの上で冷える体を温めあった。

その時突然、倉真が掛けていた上着の中の携帯が振動した。

「こんな夜遅くに誰だろ。」

電話の着信表示は澄越三春だった。

「もしもし?澄越か。」

「ちょっと倉真くん、どこほっつき歩いてるの!?」

「え?」

「なんか新島さんが倉真くんに用があるとかで私に連絡してきたの。家に電話しても居ないし…。」

「新島が…?いつだ?」

倉真は三春の話と、律子のあの表情から次第に不安な気持ちになっていた。

「いつって…。1時間くらい前かな。なんか暗い声だったから聞き取りづらかったしさ。」

三春の声も徐々にトーンダウンしてきていた。

「あ、あのさ倉真くん。私も倉真くんに用があるんだけど。」

不意をつかれ、倉真は驚いた。

「なんだよ?」

三春は電話口で呼吸を整えていた。

「……今から、会えないかな?私と。」

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