「何か…何か無いのか。澄越の気持ちを抑えてくれる何か…。」
「あるわよ、倉真くぅん。」
三春が教室に戻って来た。
「私とエッチして、お願い。」
三春は倉真のシャツのボタンを外した。
「君人みたいになったら大変だもの。こんな女に入れ込んで、命を落とすなんて。」
「君人くんのことをそんな風に言うなよ…。」
「倉真くんが心配なんじゃない。私の好きな人があの女に殺されないように…。」
倉真の首筋から胸を、三春の舌が這う。
「ぅ、澄越…。」
「わ、私が倉真くんの代わりに!」
突然、律子が声を上げた。
「倉真くんの代わりに、あなたの言う事を聞きます。」
「律子、良いんだ。」
「この娘も名前で呼ぶんだ!倉真くん、この娘の望み通り、新島律子ちゃんも私の可愛いペットにしてあげる。」
律子と美月は三春に連れて行かれた。
「澄越待ってくれ!澄越!!」
「次の時間からもっと楽しい授業が出来るよ、倉真くん。」
三春は倉真を睨みつけ、去っていった。
倉真には、後を追う事が出来なかった。