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虹色マカロン,3

なつき  2010-04-03投稿
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「俺はもう抜けてきたけど…一也は?誰かと一緒だろ?」


小首を少し傾ける仕草が、可愛くて可愛くて仕方がないなんて。


「いいよどうせ早く抜けたかったし、連絡だけしとく。」


「じゃあ、2人で何処か行こう?一也の事知りたい。」


そう言って微笑む満は
俺にはとても妖艶に見えた。


「俺も…満の事知りたい。
何処行こうか。
俺の家は遠いしな…。」


近くにホテルがあるのは知ってるけど、ホテルは嫌だった。

俺は満とセフレになりたい訳じゃない。

だから、




「俺ん家は?近いよ?」




満がこう言ってくれた事が凄く嬉しかった。


「行っていいの?」


「駄目な訳無いじゃん。
じゃあ、行きますか。
一也車は?」


「ない、友達の車で来た。」

「じゃあ、徒歩だな。
10分ぐらいで着くよ。」


満が歩き始めて、
俺もあわせて歩き始める。



「……満、飲んでる?」


「飲んでない…けど、
……一也こそ酔った勢いでーとか止めてくれよ?」


「俺は飲んでても強いから。酔った勢いでとかあり得ない。真剣な一目惚れだから。」


「…。」

「?」

満の顔は飲んでなくても
赤くなっていた。

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