｢那緒ｯ!!どぉしたのｫ!?冗談やめてよ!!これ､外してｯ!!｣ 涙を流して知奈実が訴えても､那...
あれから､麻美を避けていた｡ 廊下ですれ違う時も授業中､手紙を渡されても避けていた｡ 由香の中...
2月14日｡学校帰り､俺はいつもの公園に呼び出された｡ ｢ねえ､賢ちゃん･･私ね､ずっと･･･好...
その日の夜､佳織から電話があった｡理由が聞きたい､と｡ 俺は､本当のことが言えなかった｡ ｢お...
｢でさ､あのｱﾙﾊﾞﾑはやっぱﾊｽﾞﾚだと思うんだよね｣ ｢ああ､それ俺もおもった｡なんか､らしくな...
｢おじゃまします｡｣ ｢あら､佳織ちゃん!久しぶりじゃない!あがって､賢､部屋に居るから｣ ｢...
佳織の気持ちもおさまってきた頃､俺達はﾊﾞｽｹｯﾄﾎﾞｰﾙを持って寒空のなか公園に居た｡ ｢･･でも...
受験当日の朝､俺と佳織は電車で受験会場へと向かった｡ そして試験を終えた後､会場で俺はこう言った...
数週間後｡ ｢賢ちゃん!!賢ちゃん､合格だったよ!!!｣と､ 封筒を持って俺の家にかけつける佳...
俺の部屋は､佳織と同じ階の､3つほど隣だ｡ その日の夜､俺は佳織の部屋で､飯を食った｡ もちろ...
